収穫のあった「フーデックス2009」 |
今年は、収穫があった。急成長のU社の若手社長とも直接お話できたし、通販で爆発的人気のK社との今後の取引が可能になったり、「最高に美味い」みかんジュースも見つけてきたし、充実した商談ができた。
目的意識を持って、こうした展示会にいかないと、一日ではブースを回れない。
一生懸命に自社をアピールする企業には、魅力を感じた。同じブースでも、目を引く「センス」の良い企業には、お客様が集まってくる。付加価値の高さをいかに商品に、練りこませることができるのかといったヒントをこの展示会で見つけることができた。
ワインでは、オーストリーの注目の生産者やインポーターと十分に話すことができた。「オーストリーワイン大使」の肩書きは、ここでも生きた。そして偶然にも、オーストリア駐日大使ともお会いでき、昨年のオーストリーワイン大使コンテストの話やオーストリーワイン現地研修の話など5分くらい会話した。ひとつの縁の大切さに感謝したい。
実際、昨年夏に8日間のオーストリアでの現地研修で20を越えるワイナリーや畑を見学して、生産醸造哲学やそのワイナリーの特徴や個性を学んできた。そして直接生産者とディスカッションを通じて、人間性や個性を感じてきた。だから、オーストリーワインに関して愛着を持ちはじめてきた。そしてなによりも「品質の高さ」とポテンシャルの高さを認識してきた。あらためて、フーデックス会場で、試飲をしてみると、実によくその違いがわかる。
今晩は、これから六本木の割烹「小田島」でオーストリーワインと和食のマリアージュについて、「ヴィノテーク」誌の取材がある。オーストリーワイン大使が、オーストリーワイン・マーケティング・ボードから招待された。
フーデックスで、少し「酔い」加減ではあるが、ホテルでシャワーを浴びて、気合を入れなおして、出かけたいと思う。今晩も楽しみだ。
毎年、この時期に「フーデックス」が開催され、それと引き換えに一足早い「花粉症」に被弾してしまう。今年は、4段構造の「99%花粉カット」という3枚で420円もする紙マスクを買い込み、対策をしたのだが、テイスティングや試食、試飲そして会話をするときは、マスクを取らざるを得ない。結局、対策もむなしく花粉症の症状が出てくる始末だ。