ガソリンをやっと確保。 |
僕は、ここ3年ぐらい、原則的に朝5時起きを励行している。東北巨大地震の3月11日以降は、停電やエネルギー危機の教訓もあり、「節電」のため夜も10時頃ベッドに入り就寝するようになった。おかげで、午前4時頃毎日目が覚める。
昨日は、朝6時頃散歩に出た。近所のガス・ステーション(ガソリン・スタンド)に車が並び始めていた。慌てて引き返し、家族を起こし、「ガソリンを入れるなら、今だ!」とばかり、
車の上に5センチほど積もった雪を払い、ガス・ステーションへ直行した。
幹線道路には、車の列が果てしなく続いていた。僕などは、500mくらいなので、早いほうだった。
並ぶこと40分。一律お一人様2,000円分(13.7ℓ)給油していただいた。
そして、今日も6時過ぎに散歩したら、またもや同じガス・ステーションで車が並び始めていた。慌てて、会社まで走っていき、営業車にガソリン補給である。今日は、幹線道路ではなく、裏道のほうに誘導していた。その列につく。大曲中学校近くまで並んでいた。
今日は、待つことわずか35分。昨日同様一律お一人様2,000円分の給油ができた。朝の行動が、給油再開の店を見つけることが出来た。待っている間も、本を持参し、イライラもせず、読書に専念していた。ちなみに昨日、今日と読んでいた本は、上原浩氏の「純米酒を極める」(光文社新書)であった。
流通業にとって、「ガソリン」は欠かせない。わずか13.7ℓの給油のために並ばなければならない。昨日も今日もわずかな「ガソリン」確保のために、時間を割く。地方は車社会で、通勤には、車なしではできない。配送もままならない状況まで追い詰められてきている。
同業者では、配達日を週2回に決め、効率的に動くといった対策をし始めるところが増えてきた。ここにきて、「電気」「水」「燃料」の大事さに気付かされた。そして「節約」することこそ、世のため人のためになることを学ばせていただいた。
弊社の店舗部門(カネトク酒市場)では、昨日より閉店時間を1時間早めて、夜7時までとした。お客様には、しばしの間ご迷惑をおかけするが、了承してほしい。
僕は、昨日から徒歩通勤。歩くことによって、街を違う角度から見ることが出来る。視点の違いは、多くの気付きやヒントを得る。
まだまだ、「我慢の時」が続く。「明るく、元気に、楽しく、世のため、人のために」をモットーに自分のできることに全力を尽くしていく。全ての行事やイベント、お祝い事、会議が延期やキャンセルになり、ほぼ毎日会社にいる。
「自分にできること」「弊社にできること」「これからやるべきこと」を整理し、考える時間が増えたことに感謝したい。大きく「戦略」の見直しでもある。