僕が毎日飲むドリンク「オーシャンスプレー・クランベリー・ジュース」 |
大学の卒業旅行は、ひとりで40日間アメリカを放浪した。ビジネスや旅行でもアメリカが最多訪問地である。30代までは、アメリカが僕の憧れであり「聖地」であった。
今から約30年前、放浪の旅は、西海岸ロスアンゼルスから始まった。カリフォルニアの抜群に美味しい「オレンジジュース」が毎日朝の楽しみだった。実際はフロリダの方が、はるかに美味いのだが。当時の日本では100%オレンジジュースは、関税障壁で「高嶺の花」で、市販のオレンジジュースはせいぜい10%果汁のモノが大半だった。だから、この価格でこの美味しさのアメリカで飲む本物の「オレンジジュース」は、物凄いカルチャーショックだった。
シアトルに行くと、「アップルジュース」が濃厚で病み付きになった。その後、南部、中西部を経て、アムトラックやバスを乗り継ぎ、東部ボストン、ニューヨークへと向う。東海岸では、「クランベリージュース」が連日提供された。特に、「Ocean Spray」というクランベリー製品の専門メーカーには、ジュース、ジャム、ソース等でお世話になった。チキンにはクランベリーソースは欠かせなかった。特に、七面鳥には定番だった。
ソースに興味を持ったのも、クランベリーソースがお気に入りだったからだ。あの酸味がチキン料理の旨味を引き立てたのだろう。当時は、料理との相性など全く理解すらしていなかったのだが、チキンに「クランベリーソース」が東海岸(ニューハンプシャー、マサチューセッツ、ニューヨーク)では当たり前だった。
こうしたアメリカでの体験が、無類の「クランベリー」好きにさせた最大の要因である。
秋田に戻った1990年代前半は、日本ではまだ高価なインポート品だった。当時は、東京出張の際、「アメ横」で並行輸入した「Ocean Spray」のバルキー缶(業務用)を買ってきていた。実は、バルキー缶のデザインが大好きだった。僕が国際教養大学の前身のミネソタ州立大学秋田機構に栗本慎一郎教授の社会人講義(ゼミ)に通っていた頃、よく「Ocean Spray」のバルキー缶を持参し、アメリカ人を喜ばせていた。
その後、90年代後半ウルグアイ・ラウンドで、農産品の関税が大幅に下がる。2000年代中頃から、日本において「Ocean Spray」は、サッポロビール(飲料)と業務提携。こうして、日本においても手軽に「Ocean Spray」が購入できるようになる。
弊社でも永遠の「定番」として取り扱う。これは、もちろん僕が毎日飲みたい(購入したい)からだ。
僕自身、この「クランベリー・ジュース」は、当初1980年代は「アメリカ信仰」から格好で飲んでいたのが本音である。しかも、「クランベリージュース」とは呼ばず、「Ocean Spray」とわざとブランド名で呼んでいたほどだ。
しかし、ワインや料理や健康機能を勉強してきた今では、このジュースを健康機能面で評価した上で選んでいる。なぜ、アメリカでこれほどウケていたのかが、理解できる。
クランベリーの健康機能は、次の通り。アメリカ・クランベリー協会のHPから要点を抜粋する。
(ここから)
●クランベリーはポリフェノール&抗酸化力がNo.1
●ビタミンCや食物繊維もたっぷり!
●ORAC=活性酸素吸収能力
●膀胱炎などの尿路感染症に効果
トイレを我慢してしまったり、冷え性などが原因で起こるのが膀胱炎。尿路感染症のひとつで、特に女性がかかりやすい病気。クランベリーに含まれるポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンという成分には、膀胱粘膜に細菌が付着するのを防ぎ、膀胱炎を起こりにくくする効果がある。
●慢性胃炎・胃潰瘍
日本人の約半数の人が感染しているといわれるヘリコバクター・ピロリ菌。慢性胃炎さらには胃潰瘍、胃ガンの原因になるといわれている。クランベリーには、ピロリ菌が胃の細胞にくっつくのを防いだり、菌が増えるのを抑える効果がある。いつも胃もたれしたり、胃がチクチク痛むという人、クランベリーを毎日の食生活に取り入れてみては!?
●美肌効果・アンチエイジング
クランベリーの抗酸化作用はナンバー1! ORAC(活性酸素吸収能力)とは食品などに含まれる抗酸化物質(カテキン、フラボノイド、カロチノイド、アントシアニン、ビタミンC、ビタミンEなど)の能力を分析する方法で、抗酸化力の強さを表す。
●虫歯・歯周病菌
輝く白い歯はみんなの憧れ。何歳になっても美味しく何でも食べられるよう、日ごろから虫歯や歯周病には気をつけたいもの。その原因といわれているのがプラーク(歯垢)と、虫歯菌。クランベリーには歯垢をつきにくくしたり、虫歯菌を抑える作用がある。
●心臓疾患・動脈硬化
野菜や果物、たくさん摂取しているだろうか?お肉中心の生活・運動不足・タバコなど、心臓血管疾患の原因は普段の生活にひそんでいる。クランベリージュースには悪玉コレステロールを減らす成分が含まれていて、血液サラサラ効果がある。またクランベリーの持つ抗酸化作用が、活性酸素によるダメージからからだを守る。
(ここまで)
クランベリーは、もともとはネイティヴアメリカン(インディアン)が、「食料」「薬」「染料」に使用していた生活にかけがえのないフルーツとして大切にしてきた果実だそうだ。
僕が好んで、毎日飲む「オーシャンスプレー・クランベリー」(27%クランベリー果汁入り飲料・ 190ml缶・120円)。クランベリーの持つ「酸」、「ポリフェノール」と「ビタミンC」は、この6年間一度も風邪をひかない源なのかもしれない。何の根拠はないが、僕はそう信じている。