新政の「気」 |
昨晩は、家族でNHK紅白歌合戦鑑賞。復活・桑田のノリに嬌声を浴びせ、北島三郎の恒例雪吹雪に大満足、今年の演出は今までない「魅せる」要素が高く、面白い企画の連続だった。
美味しいワインを3本空ける。ズワイカニしゃぶしゃぶとシャサニュー・モンラッシェが絶妙だった。
白組5連覇を見届け、諏訪神社へ初詣。気温1度で無風で曇り。寒くない夜だった。諏訪神社境内は、多くの参拝客が整然と列を作り並んでいる。県会議員立候補予定者の渡部英治さんも、ずっと鳥居の前で、多くの参拝者に声を掛けており、来る年への「熱き思い」を感じたのは僕だけではないだろう。
初詣から帰り、年越し蕎麦を食べ、風呂から上がったのは、午前3時を過ぎようとしていた。弟家族も来ているため、子供たちもテンションが高い。
弊社カネトク酒市場は、1月1日元旦から初売りとなる。そのひとつの仕掛けに、秋田の「新政」がリリースする「新年純米しぼりたて生原酒」を引き取るために、今年は弊社門脇クンと一緒に僕も向かう。
午前4時30分会社前に集合だから、午前4時起き、1時間寝たかの状態だったが、こちらも「新年・初売り」というテンションの高さで、眠気はない。
昨年の元旦の猛吹雪とは打って変わり、穏やかな元旦の朝を迎える。大曲を午前4時50分出発して、秋田・大町の新政酒造には、午前6時前に到着する。
新政の全社員が総出で、最終工程の瓶詰め、ラベル貼り作業に従事していた。大瓶(1.8ℓ)のあと小瓶の作業に取り掛かるため、1時間20分くらいの待ち時間があった。
専務の八代目佐藤祐輔氏、営業課長の石川氏、佐藤社長とお話する時間が持てた。さらに、石川氏の案内で、新政の工場見学というか醸造施設や取り組み方について20分くらい説明を受けた。実に有意義な時間であり、新政の目指すべく酒の方向性や取り組み方が、よく理解できた。
忙しい最中にお相手いただき恐縮だったが、興味深い話を聞くことが出来、大きな収穫だった。佐藤社長からは、「今年で、元旦仕込みは11年目。来年でひとつの暦をすべて回る。今年は製造スタッフ全員もこの元旦しぼりの酒のために出勤してもらっている。特に女性の方々には、年末年始の家事の忙しい最中に出社していただいている。本当にありがたい」と社員のがんばりに感謝の言葉があった。
午前0時から続く社員総出の作業には、「活気」があり「やる気」が漲っていた。こうした現場を実際見るにつけ、この酒には、「魂」が宿っていると思った。
営業社員も、すべて「ご成約」という数字を読める喜び、「売れる」喜びが、会話から伝わってくる。
こうした「気」は、僕らにも伝わる。新政は、クリスマス・イブのNEXT5の「The Beginning」といい、実に勢いがあり、最もノッている。現場を見ても、そのような空気が流れている。
2011年元旦、朝4時起きで「新政」に来てよかったと思う。「元旦」という節目を「商機」と捉え、社員一丸となって、一つの酒を正月の「定番」に育て上げていく。「継続は、力なり」である。11年間の間、多くのお客様に「新政」の心意気を示してきた。
弊社も11年間取り扱いがあるが、この5年間は毎年「初売り」開店に間に合うように、早朝から引き取りにいくようになった。新政の「気」に賛同、共鳴したからだ。それを、大曲の多くのお客様に広く知らしめてきた自負がある。
12月中旬の「新政」のこの酒の新聞広告は、まさに弊社の理念(しあわせ感の創出)と重なり共感を覚え、切り取っている。紹介したい。
(ここから)
新政 元旦しぼり 元旦出荷
新年しぼりたて生原酒
しあわせ五箇条
一、搾ってすぐの、生まれたての味わいがしあわせ。
一、フレッシュな芳香がたまらなくしあわせ。
一、口の中でプチプチと弾ける感覚がしあわせ。
一、米の旨味と甘みが凝縮された味がしあわせ。
一、家族や友人とこの酒を囲むお正月が一番しあわせ。
(ここまで)
まさにこのコピーどおり、お客様の「しあわせ感」や「しあわせな笑顔」のために、このサケが存在する。
元旦・早朝の「新政」詣では、僕にとって勉強になったし、「やる気」が伝わり一年の良いスタート・アップとなった。佐藤社長、佐藤専務、石川課長に感謝したい。
「初売り」元旦は、穏やかなお天気にも恵まれ、過去最高を記録した。ワイン10,000円「銘醸地・話題の造り手」福袋と「ボルドー3本よりどり2011円」福袋は、お蔭様で元旦初日で完売!「ボルドー珠玉の赤ワイン5本セット」10,000円、5,000円福袋も残すところあとわずかである。
もちろん、「新政」の元旦しぼり生原酒の720mlは、午後には完売になってしまった。当店のお客様が、このサケに関心を示している証拠である。
今日も、遠方からのワインラバーのお客様、日本酒ファンのお客様が多かった。元旦から、ご来店いただき、感謝、感謝である。
2011年も、カネトクならではの企画や発想で、より喜んでいただけるようアプローチしてまいります。今年もよろしくお願いいたします。
来る年も 脱兎のごとく 飛び跳ねる (亨一郎)