夏祭り大曲人気イベント「全日本スイカ割り選手権」今回で20回目! |
いよいよ明日は、「夏祭り大曲」が花火通り商店街を会場に開催される。当店も全面協力している。
ひとつは、トロイメライ大曲のテントでは、「ドイツ生ビール・レーベンブロイ(麦芽100%)」とイタリアの高級パスタの代名詞・ディチェコを使用した「カリー・パスタ」を提供する。特にカリーパスタの辛さは、より生ビールを求めるものと思われる。相当おいしいので、ぜひ、召し上がってもらいたい。
そして、毎年大人気のイベント「全日本スイカ割り選手権」だ。これが、なんと今回で第20回大会。あれから、20年もたったのかと思う。司会進行のチャーリー・ホイこと保泉久人クンと二人三脚でここまできたものかとも思う。
初めて開催した年は、本当に全日本スイカ割り選手権秋田県予選だった。スイカの販売促進を目的に、全農が博報堂とタイアップし、全日本スイカ割り協会(JSWA)を組織し、その地区大会を運営する支部長を公募した。企画書を精査され、僕が秋田県支部長に選ばれた。ほとんど「遊びの世界」である。
そして、事務局の博報堂から、JSWA公式ルールブックが送られてきて、秋田予選を実施し、その勝者は、富士山で行われる全国決勝大会に進出できるという大掛かりなものだった。
全日本スイカ割り協会公式ルールを紹介しよう!
(ここから)
全日本スイカ割り協会(JSWA)は、今から20年前、全国農業振興会(全農)の全国スイカ消費拡大振興会が、博報堂に依頼して、遊び感覚でできた協会。実際、全国大会地区予選が開催され、初年度は、富士山で全国大会が、行われた。2年くらいで、協会は消滅しており、今でもこうして、しつこく大会を実施しているのは、全国広といえど、我が大曲だけだろうと思う。「スイカ割り」文化の王道をいく。
JSWAでは、「スイカ割り」を、神聖なるタウンスポーツとして位置付け、厳密なルールにのっとり開催する。大曲サンロード商店会(現花火通り商店街)では、1990年より、開催しつづけ、今では、集客の目玉として「夏祭り」には欠かせないイベントとして定着している。スタート時は、カネトク主催で開催していた。
「JSWA公式ルール」
1、必ず2人1組で申し込まなければならない。
2、一人は、棒打者(スイカヒッター)。一人は誘導者(サポーター)として登録をする。
3、サポーターは、審査員の横に立ち、棒打者を1分以内で誘導する。ただし、動くことは、禁じられている。1分を越えた場合は、失格となる。サポーターは、マイクを持ち、品良く誘導しなければならない。あまりの品の悪い場合は、横綱審議委員会よろしく厳重注意がされ、減点の対象となる。
4、棒打者は、スイカ割りスタッフに厳重に手ぬぐいで目を覆われる。そしてスタートの際、スイカスタッフより、4回転と1/3回転まわされ、スタートとなる。
5、スタートとスイカの距離は、15メーター18センチ(イチゴイヤ)とする。
6、スイカを割る木の長さは、1メートル以内のものを使用する。割れるおそれがあるので、少なくとも3本は用意する。
7、棒打者の持ち方は、剣道よろしく中段に構える。上段や下段は、違法行為とみなす。特に下段に構え、棒にスイカを当てる行為は、その時点で失格とする。
8、スイカは、地域の特性を考え、有名産地の「縞王」のLサイズのものを公式玉とする。
ちなみに大曲大会では、雄物川産もしくは地場産(土川産)を使用している。
9、審査員は、5名とし、そのシーズンに5個以上スイカを食べた、「スイカ」大好きな大人がつとめる。
10、一人10点満点で、得点表を高らかに観客に見えるように提示する。
11、10点は、完全に」真二つに割れた場合のみ、与える。決して、かわいいからとか、そういった感情は入れては、ならない。
12、スイカに、全くかすりもしなかった場合は、容赦なく0点をつける。
13、ストリートで開催するため、ビニールシートを敷く。
14、実況解説者がいた方が、盛り上がり、審査員にも、コメントを伺う。
15、観客との距離をとり、テープや障害物で、安全をを確保する。特に、スイカを打つさい、棒を放つ場合も予想されるので、注意をする。
16、あくまでも、スポーツとして、スポーツマンシップにのっとり行う。
17、他人への誹謗中傷、野次は慎まなければならない。
全日本スイカ割り協会
会長 緑縞種男(みどりしま・たねお)
秋田県支部長 小西亨一郎
(ここまで)
以上のような、厳しいルールの上に「スイカ割り」が行われるのだ。
明日の公式スイカは、大仙市土川産菅原農園の菅原広太郎さんが心をこめてつくった縞王だ。
しかも、参加費がわずか、500円。今のスイカの相場は、2Lサイズで、1,480円。必ず、スイカは、1個はもらえるのだ。そして、全員に参加賞ありだ。
ぜひとも、2人一組で第20回全日本スイカ割り選手権に参加してほしい。