ペアーレ「ワイン講座第2回」の赤ワインテイスティングは、うなぎに合うワイン! |
そもそも、僕が狂信的なうなぎファン。白焼きのわさび醤油で食べるものから、蒲焼、ひつまぶし、さらにはうなぎ茶漬けまで、とにかくうなぎには目が無い。
それが、興じて「鰻」に最も合うワインを独自で試行錯誤しながら、チェックしている有様だ。今日は、お客様に日ごろの研究結果のご披露の場となった。鰻とワインを語らせりゃ止まらない。販売していて、自分がムショーにうなぎを食べたくなる始末。それほど、力の入った説明ができたものと思っている。
今年は、さらに、7月31日に「二の丑」がある。土用の丑が二度楽しめる当たり年なのだ。
午後3時からは、第2回目のワイン講座講義のため、スタッフに任せて、会場のペアーレにギリギリに到着。
第2回目は、「品種を知ろう」というテーマで講義を進めた。
特に、マスター・オブ・ワイン”ジャシス・ロビンソン”女史が指定した「高級品種」CLASSIC VARIETIESと呼ばれる、9種類の世界の極上ワインを生産する品種について、詳しく説明をした。その9種類とは、次の通り。
白:①CHARDONNAY
②SAUVIGNON BLANC
③RIESLING
④CHENIN BLANC
⑤SEMILLON
黒:①CABERNET SAUVIGNON
②MERLOT
③PINOT NOIR
④SYRSH
そして、本日のテイスティングは、次の5種類。いずれも本日の土用丑の日のうなぎに合わせやすい赤ワインをセレクションした。今日は、5種類別の品種の違いをチェック。いずれもフランス産でのチェックである。
1、JEAN DE LAURERE BEAUJOLAIS 2008 (AC BEAUJOLAIS)
2、JOSEPH DROUHIN BOURGOGNE PINOT NOIR 2006 (AC BOURGOGNE)
3、DOMAINE DES GUYONS SAUMUR HUTREFOIS 2001 (AC SAUMUR)
4、 MARQUIS DE CHASSE BORDEAUX CABERNET SAUVIGNON & MERLOT 2007
(AC BORDEAUX)
5、OGIER COTES DU RHONE GENTILHOMME 2007 (AC COTES DU RHONE)
品種は、上から ガメイ、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン&メルロ、シラー主体。
今日の講義も午後5時まで延びる。皆さん、ブラインド・テイスティングが面白いらしく、座学からテイスティングになると表情もイキイキしてくる。やはり、ワインの講座は、飲まなきゃわからないのだ。やはり、3番のソミュールが、うなぎには最も合う。官能チェックでもあるので、五感を駆使して、色、香り、舌触り、歯ざわり、味覚を表現していく訓練だ。そこから、ワインの総合評価につながり、品質、ヴィンティージ、アルコール度数、品種、産地、価格などを推測していく。実に楽しい作業であるが、やはり飲まないとわからないのが、ワインの世界なのだ。
5時10分に会社に戻り、お中元発送作業とお客様対応に終始した。
午後8時30分に業務を終了し、鰻の蒲焼待っている我が家へ。今年は、鰻をウリにしている「弁天」より、出前を取った。実にやわらかく、甘みがあって美味しい。タレも市販のものとはわけが違う。やはり、プロフェッショナルの腕にはかなわない。本日あわせたワインは、ロワールのソミュール2001。抜群の相性で、美味しいうなぎを満喫できた幸せな夜だった。