まんさくの花「夏のにごり」と雲丹(うに) |
昨晩は、日本酒と雲丹で軽く食事をした。これからの時期が、雲丹の旬である。昨日の雲丹は、岩手県三陸の久慈周辺の名物紫雲丹である。今の頃から8月上旬までが最もおいしく食べることができる。
紫雲丹は、日本のシェア80%を占め、日本を代表する雲丹である。一般に最高峰は、エゾバフン雲丹と呼ばれているが、生産量が少ないため、付加価値が付き高く流通されている。よって、ほとんどのすし屋では、紫雲丹が流通されている。
ご存じの通り、紫雲丹は、黄色く、粘り気が少ない雲丹で、ほんのりとした甘さと上品な磯の香が特徴だと思う。エゾバフン雲丹は、オレンジがかった黄色で、ねっとりしており濃厚なテイストだ。まったく、タイプの異なる雲丹である。人それぞれ好みがある。僕は、塩谷瞬よろしく二股で、どちらも大好きなのだ(笑い)。
雲丹には、なんといっても吟醸酒がよく合う。ワインではシャンパーニュだろう。
昨晩は、6月6日にリリースされた夏限定のまんさくの花「夏のにごり」吟醸酒で合わせた。うす濁りであるため、グラスに注ぐと清涼感のあること。キーンと冷やしていたため、グラスにも滴が落ちる。なんというシズル感。雲丹を食べるときは、あまり旨味のある純米酒は避けたいと心がけている。酒が主役になってしまうからだ。こうした控えめな爽やかな酒が、一番だ。特に夏の食べ物には合わせやすい。
まんさくの花「夏のにごり」吟醸酒
(720ml)1,365円
ただいま、カネトク酒市場で好評発売中だ。初夏には、こういう爽やかな「うす濁り」タイプのお酒は映える。そしてやっぱりおいしいと感ずる。お試しを!