真木渓谷・斉内川の源流 |
あるプロジェクトのプロデュースを依頼され、午前中クライアントと一緒に、真木渓谷・斉内川源流を訪ねた。リサーチ&ヒアリングのためである。
詳細は、10月以降明らかにしていきたい。
奥羽山脈の山から流れる沢水が、真木渓谷を流れ、斉内川へと注いでいく。その拠点となる砂防ダムまで足を運んだ。
土手沿いに車を止め、歩くこと約300m。笹林の中を小川沿いに進んでいく。その小川というか沢に、岩魚をたやすく見つけることができる。
そして、行き着くところが、昭和初期に造られた「砂防ダム」で、清らかな水がレンガ造りの壁の噴出し穴から、まるで滝のように落下しており、水しぶきで涼感を演出していた。ここは、明らかに20度くらいで、暑さが戻った30度の下界とは、雲泥の「楽園」であった。
水着を持ってくればよかったと思った。仕事抜きで、ゆっくりと訪れたい秘境でもある。この渓谷は、山からのダシ風やヤマセが吹き、夏でもひんやり感がある。案内をしていただいた方は、幼少時代は、川を石で堰き止め、岩魚をモリで突いて遊んでいたという。
今は、危険な場所に指定され、子供達が近づくことはないという。残念なお話である。山や野、そして川は、好奇心を養成し、動物や生物、植物に関心を持つようになる「自然の学校」なのだ。
今日、午前中このエリアで、二人のキーパースンともお逢いした。じっくりと話し込む。様々なヒントを得ることが出来た。このプロジェクトも面白い展開になりそうだ。