5月21日「花火鑑賞士の集い」特別講師は、細谷圭二氏! |
全国から、花火鑑賞士の資格を有する方々が集まってくる。花火の情報交換、花火の勉強のためだ。逢うことで、「花火」のネットワークが広がっていく。そして知識も深まっていく。
今年の特別講師は、株式会社ホソヤエンタープライズ代表取締役社長である細谷圭二氏が務める。テーマは「江戸花火継承と目指す花火とは」(仮称)である。ホソヤエンタープライズは、ご存知の通り、江戸・鍵屋の流れを汲む伝統のある日本有数の花火会社である。
数々の名作品を世に送り込んできた。特に吊物技術は、抜群であり「日本花火の宝」といえよう。また、「ダリア」へのこだわりは、ホソヤエンタープライズならではのものだ。
こうした細谷圭二の美学、哲学については、僕が講師を務める第2部の「花火鑑賞士フォローアップセミナー」で、お話ししたい。もちろん、ご本人も途中から登壇していただき、その技術や思いの核心に迫っていく。
さらに、夜の打上げでは、細谷家の明治時代から伝わる「芸術花火」を披露していただくことになった。花火鑑賞士であれば、空がクリアな状態で確認したい技である。もう、この花火が見れるだけでも、大曲に足を運ぶ価値がある。
今では、ほとんど見ることが出来ない「幻の名作品」である。その花火は、昨年の大曲の花火100周年特別番組の中で、一番最初に揚げていただいた「月影の柳」である。製作交渉は僕が行ったが、「OK」まで時間がかかったものだ。昨年復活していただいた日本の花火史上に残る名作品である。こうした花火の制作秘話も聞き出そうと思っている。
夜の花火では、今年の幹事会社は、北日本花火興業の今野義和氏。今野ワールドの一端を垣間見ることができるチャンスである。こちらはもちろん、当日の楽しみであり、登録した花火鑑賞士の方々には、御両人からの説明も聞けるから、理解が進むものといえよう。
「花火鑑賞士の集い」は、花火鑑賞士ならではの特権セミナーなのである。お早目のご登録を。