FOODEX JAPAN 2011 大収穫! |
朝一番の6時34分の新幹線こまちで東京へ。新幹線では、ずっとi-padのKEY NOTEに4,5月のスケジュール管理表とプライオリティ(優先順位)を作成していた。有意義な3時間15分だった。
到着するやいなや、リニュアルされ素敵な店舗が立ち並ぶ東京駅構内ノースコート内の「赤坂離宮」でモーニング(午前10時まで)の中華粥を食べ、FOODEX会場の幕張まで京葉線で向う。東京駅では、山内煙火店の山内(俊)さんとお会いする。
今回のFOODEXでは、予めアポイントを取っていた出展者との打ち合わせ(商談)を3つ入れていたため、目的意識の高いものとなった。
会場(幕張メッセ)には、11時から17時までほぼ一日いた。しかし、世界64カ国・地域から 2,450社の食品メーカー、商社が出展しているため、すべてを一日で見ることは不可能である。だから、事前にアポを取り、時間を作っていただき打ち合わせをするといった効率的な方策に今年から変えた。
このやり方は、思わぬ効果を生んだ。3社とも僕とお相手していただいたのが、決定権を持つ社長だったことだ。一生懸命なインポーターや中小メーカー・商社は、社長自らがこのFOODEXに参加し、商機を伺っている。そして即決で話が決まっていく。
一日数万人が訪れる戦場のような慌しい会場で、ゆっくりとイスに座って30分以上も打ち合わせできるアポ方式は有効的だった。予め弊社向け見積もりや資料、すべてのテイスティング見本まで準備されていたからだ。
こちらも決定権のある僕が出向いているので、「話が早い」のだ。2社とは、即決し取引が決まった。新規取引となる。1社とは、仕様を変更していただき、対応していただくことになった。
今後、おもしろい展開が見えてくるものと思われる。ご期待ください!
優先順位を済ませた後、各ブースを「蛍の光」が流れるまで回る。この展示会は、各メーカー、インポーターもセリング・ポイントを明確にし、引き付けるようプレゼンしてくるため、相当なビジネスのヒントの宝庫である。それを自分のアンテナに引っかかる「オモシロイ」「ユニーク」「超美味しい」「カワイイ」「チャーミング」「珍しい」といった切り口で、各ブースを覗いて行く。
毎年、もう少し英語力があれば、もっと深く切り込めるのにと思う。生産者と直接対話できる場であるから、語学力は鍛えなければならないと痛感する。
今年のFOODEXでは、ピンポイント戦略が奏功し、大きな収穫を得た。さらに来場しなければ絶対に得られない「トレンド」や「ヒント」を感覚で吸収することができた。
オーストリーブース、イタリアブース、フランスブースでは、なじみの顔ともお会いできた。毎年通っているとビジネスネットワークも増えてくる。こうした場を利用しない手はないのである。
毎年、この時期の東京出張で、「花粉」に被弾し、一足早く発症してしまう。今回も高性能の立体型マスクで完全防御したものの、少し「花粉症」の症状が出てきたようだ(涙)。
八重洲ブックセンターで6冊ほど本を買い込み、東京駅地下・大丸の食品売り場で「知床鮨-穴子と蛤鮨」とCAVAフレシネ・ロゼ(スパークリングワイン)を購入し、ギリギリで最終20時4分の新幹線に飛び乗った(汗)。毎回必ず立ち寄る「オイスターバー」にも寄る時間すらなかった。
帰りの新幹線では、新潟の「カーブ・ドッチ」のオーナー、落希一郎さんの本「僕がワイナリーをつくった理由」(ダイヤモンド社)を読み上げた。僕も何度も足を運んでいるワイナリーで、落さんの理念や考え方に共鳴する。理想的なワイナリーに進化している。素晴らしい!
僕は基本的に、新幹線では睡眠しない。ほとんど本を読むか、企画を構想しているかどちらかだ。昨晩は、FOODEXで高揚しており、頭がハイテンション状態だった。
これからしばらく、ハイテンション状態が続きそうだ。また、仕事に「スイッチ」が入った。