ドーパミン全開!日本、韓国破る!川嶋グッド・ジョブ! |
NHKBSでの準決勝第2戦オーストラリアVSウズベキスタンの前半まで見てしまった。少し寝不足気味だ。
それにしても、ザッケローニの采配は、的中した。延長戦前半、岡崎の演技がかった倒れこみでPKを得ると、本田が強い意志で「オレが蹴る」と誰にもボールを譲らない。以前なら、PKの名手遠藤で決まりだったのに、自我の強さともに司令塔としての自覚がそうさせた。大きな成長である。
ヨルダン戦と同様に、またもや真ん中に蹴りこむ。韓国GKに弾かれる。「ダメだ」と思った瞬間、そのこぼれ玉を、香川と交代したばかりの細貝が猛烈なトップスピードで駆け込み、ゴールに蹴りこむ。ファイン・ゴールだった。
これで勝ったと思った。が、韓国の執念というべき粘りが、5バックの布陣を取り守りに入った日本のスキを突き、ロスタイム内にまさかの同点ゴールを奪われる。「またしてもドーハの悲劇か」と悪夢が頭をよぎる。
PK戦となる。ワールドカップでもウルグアイにPKで敗れている。以前は韓国にもPKで敗戦。流れ的に「もはやこれまで」と覚悟する。
トスで勝った遠藤が先行を取る。
PKのトップは、本田だ。さすが、ザッケローニ監督だ。先ほど失敗した本田を一番手に指名するところが憎い。「全面の信頼」の証だからだ。その本田右上に難なく決める。本田の成功は、川嶋を楽にした。
韓国の一番手具は、左サイドを狙う。川嶋の読みが的中して、スーパーファインセーブ!具が蹴る瞬間から、左側下に大胆に飛んでいたからすごい。
日本の二番手、岡崎は冷静に難なく決める。韓国のレフティが、緊張からか中途半端なキック。川嶋がまた押さえる。
三番手は、抜群な運動量を誇る「ザトペック長友」は、力んでゴールをはずす。韓国三番手は、狙いすぎでゴール左側を割る。外したのだ。
さ、日本の四番手は28歳の誕生日を迎えた今野だ。前半にマンUのパク・チソンとペナルティ・エリアでぶつかり反則を取られPKを決められた汚名を晴らす絶好のチャンス。スカっと決めてくれた。PK3-0で日本勝利の瞬間だった。
日本のサッカーは進化している。目標は、2014年ワールドカップ・ブラジル大会だ。だからモティベーションが高い。やるべきことを選手が把握している。頼もしいチームとなってきている。ザッケローニの采配もいい。ほとんどの全選手をアジア・カップでは、ピッチに立たせている。競争心を煽る。さらには、攻めの布陣はほぼ固定で全面信頼。その結果、前田や岡崎の活躍を導き出した。そして本田は、上手に速さの香川やサイド突破の岡崎を多様する。自分を抑えたプレーができるようになった。そして絶対的なキャプテンシーを長谷部が持ち、海外移籍して自信をつけた長友が走りまくる。若干、まだまだDFに難があるが、内田も経験を積むことでワールドカップが見えてくる。
決勝は、難敵オーストラリア。29日の深夜キックオフだ。これで勝ったら「世界が近づいてくる」。やってくれそうな感じがする。