横堀小学校「花火授業」 |
やはり、小学校での「花火授業」は、楽しかった。
横堀小学校児童の花火に対する好奇心の旺盛さ、反応の良さ、一生懸命に一時間も話を聞くという真面目な姿勢が伝わってきた。1年生から6年生までの全校児童約180名とPTA父兄、先生も含めて、230名ほどを対象として大ホールで「大曲の花火を10倍楽しむ法」と題して開催した。
講師は、前半は小松煙火工業の小松忠信君が、「大曲の花火」について花火師としての切り口で語りかける。「大曲の花火は、ワールドカップやオリンピックと同じように、世界最高の花火競技大会」と。全国300業者の中から、選ばれた精鋭の27社で競い合う大会とわかりやすく説明。
花火の大きさや花火の可能性について、児童とのやり取りを通して、「大曲の花火」のすごさを語りかける。
後半の30分は、僕が担当し、「大曲の花火は競技大会だから、競技のルールや玉名を知ったらもっと楽しくなる」といった話をし、「菊(きく)」と「牡丹(ぼたん)」の違い、芯入り花火や冠菊、千輪菊などの説明をした。
その後、液晶ビジョンで映像を見せることで、先ほど話した内容の確認をしてもらった。
映像を見せながらの説明では、全児童が「花火の現象」を食い入るかのように見つめ、連続する千輪菊のシーンで「おおおおっ!」と声をあげ、拍手が沸き起こる。
実に素直で、レスポンス(反応)の良さに、こちらが驚いたほどだ。覚えこみも早く、今後花火についてもっと興味を示すものと思われる。
「大曲の花火」は、地域にとって財産であり、誇りである。彼ら、彼女たちが、成長し進学、就職し、この町を離れても心の中に「郷土の誇り」を持ち、語り継げる人間になっていただきたいと願う。僕は、最後に「これから、一緒になって”大曲の花火”を盛り上げていこう!」と問いかけた。
講演終了後、一年生全員から「感謝の言葉」を頂戴した。さらには、6年生の代表から花束までいただいた。少しでも、僕らの話が、お役に立てればうれしいと思う。
声をかけていただいたPTAの小松さつきさんや佐藤校長には感謝したい。