オーストリーワイン「ホイリゲ」(新酒)ザーヘル・ゲミュシュターサッツに感涙! |
ゲミュシュターサッツの複雑さ、ふくよかさ、そしてアロマの高さ、すばらしいハーモニーを奏でるワインで、交響楽団の見事なシンフォニーのよう。グリュナー・ヴェルトリーナの苦味、糖度の高いリースリング、芳香際立つピノ・ブラン、そしてシャルドネの力強さが、複雑にからみあう、そしてその特長がお互いを引き立てあっており、突出することなく、バランスが取れている。
妻と「これは、最高においしいね」という会話とそれに合う「ブリ・ド・モー」「サン・マルスラン」といった白カビチーズとパイナップルをおつまみに合わせていった。
もちろんグラスは、オーストリー・ウイーンで購入してきた「ロブマイヤー」グラス(ブルゴーニュグラス)を使用した。ロブマイヤーの見事なフォルムにうっとりしながら味わう。「ワインは、グラスも相当重要だよね」といいながら、見事なアロマを楽しみながら、味わう。あっという間に1本が空いてしまった。それほど美味い白ワインだった。
昨日は、前の日飲んだ「ルイ・ジャド」のボージョレー・ヴィラージュ・プリムールの残り半分も味わう。こちらも、鶏肉の赤ワイン煮込みと和牛ブリスケの赤ワインソースと一緒に味わう。いつものように夜10時以降の食事だったが、解禁日ならではの、手の込んだワインを使用した料理を用意してくれていた。もうこれだけで、十分だった。