金紋秋田酒造「山吹1995」IWCチャンピオン・サケ受賞祝賀会その1 |
発起人代表に大仙市長 栗林次美氏
発起人 秋田県酒造組合会長 伊藤辰郎氏(秋田清酒社長)
発起人 大曲商工会議所会頭 高橋寛氏
発起人 大曲青年会議所理事長 伊藤俊也氏
そして、この会開催を提案した僕(小西亨一郎)の5人が発起人となった。
佐々木孝さんの横手高校時代の同級生で仲の良い越中奉氏が、発起人事務局として一切の事務を仕切っていただいた。そのおかげで、僕は総合プロデュースに没頭できた。
そして、この会にご参集していただいた方々は、全国より156名。大勢の歴々の皆様ご列席のもと、佐々木孝さんの受賞を祝うお目でたき会となった。
オープニングは、ヨーロッパで活躍されたクラシック・ギター奏者の柴田周子さんの演奏から始まった。これが、ギターの旋律かと思えるほどの様々の音色を奏でたテクニックだった。多くの方々が「ピアノのような音色もあって、どなたかピアノを弾いていたのか」とまでいわれるほど、柴田周子さんのストリングスにシーンと静まり返り、目を釘づけにしたオープニングだった。
挨拶は、発起人代表の栗林市長。伊藤秋田県酒造組合会長、高橋大曲商工会議所会頭。そして来賓を代表して中野節秋田県副知事の4名。
いずれも、この受賞を賞賛する内容の挨拶だった。
そして、御礼の挨拶として、金紋秋田酒造代表取締役佐々木孝さんが、挨拶する。
「熟成酒に取り組んで20数年。誰もがやらないことに真剣に取り組んできた。誰もが酒は長く熟成できないと思っており熟成させれば腐ると思っている。それは大きな間違いであり、熟成によって新たな世界が広がってくる。熟成酒は、ある意味で赤ワインの世界に似ており、その分野の合う料理が楽しめる。今日は、和洋中の料理との相性を試してほしい。秋田は、酒の国であるとともに、食の国でもある。発酵食品、燻製品など手を加えて熟成させた食品の宝庫でもある。この熟成酒に良く合う食材が多い。この熟成酒は、もちろん米を原料として、麹の働きによって醸造させたものを寝かしていった。現在も悪戦苦闘している。今回のこの受賞は、われわれの蔵にとって新たな出発点となった。誉れの高いことと受け止めている。今後も古酒のよさを広めていきたい」といった内容の立派な挨拶だった。
乾杯の音頭は、大仙市会議長の児玉裕一氏。
古酒のシャンパン風炭酸割りで祝宴がスタートした。
(この続きは、また明日。)