どんぱん祭り! |
大仙市中仙町の「ドンパン祭り」である。あの有名な民謡「どんぱん節」の里である。僕らが会場に到着したころには、多くの踊り手が輪になって「どんぱん節」にあわせて踊っていた。今回は、巨大なステージまでセットして、ライティングもど派手だった。
屋台も充実しており、多くの人でごった返している。
どんぱん節での踊りが終了後、民謡ロック歌手の佐藤まりこショーが繰り広げられており、会場もノリノリだった。バックダンサーが、地元のドンパンレディースという名の中年のおばさんズ。踊りも衣装もバラバラで、ショーとしては、もう少し練習してから出てほしかった。それでも、ノリノリでがんばってはいたのだが。
このショーが終了してから、9時過ぎから「花火ショー」がスタートした。打ち上げ花火作家は、北日本花火。今年のテーマは、「世界一周旅行」。昨年の男鹿日本海花火をチェックしている方は、音楽も男鹿の再現かと思うほどだった。
内容的は、その構成を縮小したパターンで、まとめ上げていた。すべてが、ショートストーリーのようで、飽きさせない展開だった。ただ、この会場では、小型煙火やトラなどの地上から演出が見えづらいため、こうした演出はあえてしないようだ。だから、上空での一発一発が、創造であり、その表現を理解させなければならないため、花火師の技量を問われる。
誰もがわかる曲を使用し、誰もが理解できるランドマークを表現する。単純明快な構成で、実にわかりやすい花火だった。